FoE(Friend of Earth)は、日本市場を流通する木材を環境や社会に配慮した「フェアウッド」に変えることを目指す活動を行っている。FoEの森林担当の三柴淳一さんより、サラワク州でのプランテーション開発についてお話を伺った。三柴さんはサラワクに通い、現地の状況を調査している。
パームオイルとアカシア・プランテーション
パームオイルとアカシアなどのプランテーションの開発には、実は密接なつながりがある。マレーシア・サラワク州の森林開発はシンヤン、サムリン、リンブナン・ヒジャウ、KTS、WTK、タ・アンの6大企業が殆ど牛耳っており、パームオイルも木材も同系列の企業が扱っているのだ。
樹木を植えた場合、アカシアのような早成樹であっても、8年目までは収益が上がらない。しかしオイルパームは植え付け後、3年目から収穫が始まるため、より早くから収益が得られる。過去にサラワク州政府は企業に対して人工林・パームオイルプランテーション合わせて260万haの造成許可を与えているが、最初に面積の25%をパームオイルプランテーションにして、残りの区画にアカシアを植えるというローテーションが組まれていることが多い。植えられた木はMDFやパーティクルボード(いずれも木材の繊維や破片を接着剤で成型した板材)として使われている。

アカシアの海-ビントゥル/(C)FoE Japan

プナン人のブロッケード活動-バラム/(C)FoE Japan

山土場での丸太仕分け作業-バラム/(C)FoE Japan

悪名高き巨大な水力発電ダム-バクン/(C)FoE Japan