2010-06-12 (土)
四川省山中の農村に行ってきました。
カテゴリー:メンバー日記(世界の日常)

重慶から北に約200キロ、達県から2時間半ほど山中に入った四川省の農村に行ってきました。峰から谷に下る途中の小さな隙間を見つけて、小さな田んぼがたくさん繋がっています。

鎮の中心は、尾根にあります。そこから谷に向って棚田と農村が点在する形です。村から見ると、町を見上げる形になります。バス停から農村まで歩いて40分くらい。

山中の農村には、機械などはまったくありません。牛を使って、昔ながらの農業をしています。
ただし、電気だけは通っていて、どの家にもテレビを見るためのパラボナが立っています。しかし日本と同じで、若い人が出て行ってしまい、残っているのは古い家に住む老人ばかりでした。

中国の農村の家は、複数の家族が共同で建てたものに何世代に亘って暮らしています。共同でスペースを使うほうが効率的だからでしょう。
このような牧歌的な村にも、文革の爪痕が残っています。壁一つ隔てた隣に住む人の密告のために、その人の父親は死を選んだのだと、ある老人は信じています。都会から遠く離れた山中で、肩を寄せ合うように生きている村で、互いに口も聞かずに共に農業を続けてくることが、どんなことなのか、想像もできません。
小さな農村の家族が、日本から来た私のために、大切な鳥を一羽潰して歓待してくれたのでした。賑やかで和やかな夜でした。
ちなみに中国のトイレには、しばしば壁やドアがありません。むしろ私は人目から離れた山中を選らんだのでした。


















