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Q1. カーバスターズがチェコに拠点を置いた理由は?
約3年の間拠点を置いていたフランスから2000年にプラハに移ってきました。フランスの官僚主義から抜け出し、新しい活動団体の出現と急激な車の増加を含むポスト共産主義のいちじるしい変化を遂げている東ヨーロッパにもっと目を向けるためです。
Q2. カーバスターズの掲げる現実的なここ10年間のゴールとは?
難しい質問です。設立してまだ5年。世界のある場所はさらに車社会に向けて、またある場所は車社会に反し、それぞれ違うレートで変化していて、我々のようなネットワークが世界レベルで統一された具体的な目標を掲げることはとても難しいことです。少なくとも10年の間に活動に必要な資金集めが難なくおこなわれること、がゴールの1つだと言えるでしょう。
個人的には10年間でカーバスターズはかなり変った形態をとることになるだろうと、思っています。今の段階でカーバスターズの正式名を変え(マガジンの名前のみ残し)、ネットワークに加盟している活動団体を形式化していく方法を探っている最中です。ですから10年後、おそらく多くは他の活動団体や NGO団体と共存するかたちで、カーバスターズの任務をシェアし、我々と共に様々なプロジェクトに着手していくカーバスターズ的グループが世界中に広まり、人々のプラスになっていくことを期待しています。
Q3. カーフリーワールドに向けて主な障害は?
一言で説明することは難しいですね。私が思うところ3つの問題があると思います。まずは国や企業の建設したインフラストラクチャーのあり方: 環状道路、高速道路、町はずれのショッピングセンター、そして特にアメリカやオーストラリアの不規則にただ広がっていく車依存の郊外都市。いまや都市プランナーたちはこのようなインフラストラクチャーが引き起こす様々な問題は回避できるとし、新開発の中ではそのような試みもなされています。ただそれを実現するのには(特に営利本位の利益がディシジョンメイキングに大いに影響している場合には)時間がかかります。
次に自分たちの利益を守るため現状維持を促す企業の力。車は非常に儲かる大量消費グッズだといえます。そしてとても力のある多国籍大企業が車の生産と燃料を供給しています。今日、石油産業がどのように国の政策を左右しているかの例を見つけるのは簡単でしょう。アメリカでは運輸製造業の連合団体が公共交通機関を買占め、閉鎖へと追い込みました。環境、健康及び民主主義を脅かしているのです。
そして最後に人々の心理-自分だけのスペースを与え、自由と支配力への欲求を満たしてくれるかの錯覚を与える車、そしてこのような心理につけこむ利益追求の政治経済のシステムがあげられます。
Q4. カーバスターズが日本語で実現する可能性は?
どうでしょうか。もちろんそうなればいいのですが!それは我々に協力してくれる日本の人たちがいるか、にかかっています。お金を払って翻訳をお願いすることは経済的に無理なのですが、そちらにいるカーバスターズの活動に興味を持ってくれる人たちとはぜひコンタクトをとっていきたいです。
多くの社会問題においてその根底には車支配が深く根ざしている、というコンセプトを本当の意味で多くの人たちに理解してほしいと思います。もう1つのゴールとして、車との“Love Affair”を終らせ、車支配によって我々の社会がどれだけの代償を払ってきたかを認識していくこと、も付け足しておきます。
もし他に情報が必要だったり、我々の活動に興味を持ち、ご協力いただけるようでしたら、またご連絡ください。これからカーバスターズがどのようにインターナショナル・ネットワークとして確立していくか、またいかに成功させていくかはなかなか複雑な作業で、これからの課題でもあります。
我々の活動に賛同していただけるような活動団体をご存知ないでしょうか? リチャード・レーン(カーバスターズ)
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