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2010-06-21 (月)

魚が食べられなくなる? ~漁業と流通、消費を問い直す~

カテゴリー:イベント情報

イベント情報を転載します。
http://parc-jp.org/info/2010/100703sakanasympo.html
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COP10 100日前緊急イベント 海の生物多様性を考える
スウェーデン環境党・欧州議会議員 『沈黙の海』著者
イサベラ・ロヴィーンさん来日シンポジウム
  
魚が食べられなくなる?
~漁業と流通、消費を問い直す~
  
日時:7月3日(土) 13:00~17:20(予定)
  
場所:慶應義塾大学 三田キャンパス 南館地下4階ディスタンスラーニングルーム 地図はこちら
  
参加費:無料
  
申込み:6 月29 日までに①お名前②ご所属③ご連絡先(メールアドレスあるいは電話番号)を明記の上sakana0703@gmail.com までお申し込みください
  
共催:EU Studies Institute in Tokyo (EUSI)、持続可能なスウェーデン協会、グリーンピース・ジャパン、アジア太平洋資料センター(PARC)
  
協賛:パタゴニア日本支社
  
協力:地球・人間環境フォーラム
  

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 0

2010-06-12 (土)

四川省山中の農村に行ってきました。

カテゴリー:メンバー日記(世界の日常)

四川省の山中、農村の棚田
  
重慶から北に約200キロ、達県から2時間半ほど山中に入った四川省の農村に行ってきました。峰から谷に下る途中の小さな隙間を見つけて、小さな田んぼがたくさん繋がっています。
   
尾根の上の町
  
鎮の中心は、尾根にあります。そこから谷に向って棚田と農村が点在する形です。村から見ると、町を見上げる形になります。バス停から農村まで歩いて40分くらい。
  
田んぼを耕す老人
  
山中の農村には、機械などはまったくありません。牛を使って、昔ながらの農業をしています。

ただし、電気だけは通っていて、どの家にもテレビを見るためのパラボナが立っています。しかし日本と同じで、若い人が出て行ってしまい、残っているのは古い家に住む老人ばかりでした。
  
農村の家
  
中国の農村の家は、複数の家族が共同で建てたものに何世代に亘って暮らしています。共同でスペースを使うほうが効率的だからでしょう。
  
このような牧歌的な村にも、文革の爪痕が残っています。壁一つ隔てた隣に住む人の密告のために、その人の父親は死を選んだのだと、ある老人は信じています。都会から遠く離れた山中で、肩を寄せ合うように生きている村で、互いに口も聞かずに共に農業を続けてくることが、どんなことなのか、想像もできません。
  
小さな農村の家族が、日本から来た私のために、大切な鳥を一羽潰して歓待してくれたのでした。賑やかで和やかな夜でした。
  
ちなみに中国のトイレには、しばしば壁やドアがありません。むしろ私は人目から離れた山中を選らんだのでした。

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 0

2010-06-01 (火)

自立支援法改正案可決

カテゴリー:メンバー日記(世界の日常)

自立支援法改正案の可決について、新聞で読んでも意味が分らないのだが、当事者の立場に立つブログで見ると、問題が良く分る。実は私の父もALS患者なので、ヒトゴトではなくなってきた。
以下は、What’s ALS for me ? より転載。
  
                  +++++++++++++
  
自立支援法改正案が浮上してあっと間に可決した。信じられない。障害者の意見を聞いてから新制度を作ろうと、民主党政権は障害者制度推進対策会議を設置。その下部組織に 55人の当事者団体委員による総合福祉部会も設置。橋本も委員として呼吸器装着者の立場から意見を述べたところであった。だから、完全に油断をしていた。3年後の25年自立支援法廃止、新制度でどのような新しい制度ができるのかと期待していた部分が大きかった。
  
昨日、朝10時に始まった厚生労働委員会で野党はこの拙速な決議に口角泡して批難したが、味方であるはずの民主党議員がこの時ばかりは、なんなんだろう。でも、敵にはみえない。何か大きな力によってねじ伏せられているように見えて気の毒でならなかった。
  
その結果、昨春に民主党と障害者の団体がつぶした自公案が復活。市町村に相談支援事業が設置される。市町村の天下り先が事業指定をうけて、長時間介護が必要なALSなどのケアプランを作ることになると、どうなるか。言うに及ばない。当事者の望むケアプランは奪われ、家族がいれば家族が介護しろということになるだろう。ますます家族の問題はこじれてしまう。
  
昨夜遅く、千葉県東金市と給付時間をめぐって闘っている伊藤さんから電話があり、とうとう提訴に出るからいっしょに弁護士にあって欲しいという。千葉県の患者さんの話を聞くにつけ、ひどいなあと思わざるを得ない。家族に「呼吸器つけないで欲しい」と言われて、見捨てられたようになって死んでいった患者さん。伊藤さんの周りで立て続けに3人も死んだ。家族が生きて欲しいといえなかったのは、ALS患者がひとりでは安心して生きられないからだ。家族がどうしても負担を背負うことになる。家族が犠牲になることを承諾させて医者は呼吸器をつけるというのだから、犠牲になりたくない家族は当然、黙り込んでしまう。これは家族のせいではないし、患者のせいでもない。ただ、家族以外に介護をしてくれる人が大勢いれば、ALSは生きられる。QOLの低下は介護に問題がある。家族のせいでも、病気のせいでもない。伊藤さんは他人が励ましてはいけないのだろうかと自問する。いや、事業所持っていれば当然励ましても支援できるから、励ますだけ励ましたらいいのだが、これまでは事業所が利用者の望みどおりにヘルパーを派遣できたが、相談支援事業が介入するので、それができなくなる。
  
こんな話。患者さんにしたくない。うつうつとしてくるだろう。嫌な現実から目を離して、楽しいことだけ考えていて欲しいのに。
  
でも知らなければ負ける。何でも知識をつけて欲しいと私は思う。患者に制度のことを話してもわからないから、説明しないという態度は馬鹿にしていると思うのだ。
  
安楽死を進める人たちは、かわいそうだからとこれらの情報から患者を隔絶させる。静かに覚悟を決めさせるために。生きるために学び始めると誰もが前向きになる。患者にとって制度を学ぶことは生きることと等値である。そうして自分にもできることがあると知った患者は、とても元気になってしまう。たとえ議員にFAXを送るということでも、マイノリティにとっては貴重な仕事。社会参加である。
  
そうやって死ぬ覚悟が失せてしまうと、家族の迷惑になるから、情報を提供しないでほしいという人もいる。患者会の支援者である。これも悲しい現実。
  

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 0

2010-05-30 (日)

尊厳死法案について

カテゴリー:メンバー日記(世界の日常)

民主党の桜井充議員が尊厳死法案(仮称)を提出すると、ALSに関するブログで知った。
  
「人に死ぬ権利があるか」というのは、哲学的あるいは宗教的な議論のテーマとして常に身近なものなのだが、尊厳死法案というのは、これらの議論とはまったく性質が違う。
  
特定の症状の人だけに尊厳死を認めるらしいが、自ら死を選ぶ権利のある症状と、その権利のない症状とを区別する合理的な線が存在するとは到底思えないのだ。
  
本人の意思を尊重すると言うなら、毎年自殺する3万人の人々に、病院での尊厳死の権利を与えなければならない。彼らとて「到底耐えられない苦しみ」から逃れるために死を選んでいることに違いはない。
  
むしろ、この法案が通れば、本人の苦しみ如何ではなく、家族が介護を負担に感じるような重い症状の人だけが、その「権利」を与えられ、その選択肢を選ぶように有形無形の圧力に屈して、自ら「尊厳死」を選ばされる可能性がある。
  
家族の負担を軽減するのは、本来「福祉」であるべきで、強制される「尊厳死」ではないはずではないのだろうか。

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 1

2010-05-20 (木)

世界を変えるデザイン展

カテゴリー:イベント情報 | メンバー日記(世界の日常)

珍しく六本木に用事があったので、「世界を変えるデザイン展」に、行ってみました。途上国の生活を改善するための様々なアイディア商品。水を簡単に浄化する装置と、太陽光発電のライトが多かったです。太陽光発電の充電照明は、日本でも実用できそうだな、と思いました。
  
一番良かったのは、「水で度数を変える眼鏡」。左右の注射器からレンズ部分に水を出し入れして度数を調整する。試してみたら、左右ともに0.1もない僕にも、良く見えました。これは傑作。
  

水を入れて度数を変える眼鏡

水を入れて度数を変える眼鏡


  
試着中

試着中

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 1

2010-05-14 (金)

Realiser Group Research: What Does Charity Mean to You? ~ Make Giving Your Business

カテゴリー:お知らせ


A clothing store calling for donations to support Haiti earthquake victims:
“Donations go to Mercy Corps International”

  
As seen in the cases of the Indian Ocean Tsunami in 2004, Hurricane Katrina in 2005, and Haiti’s earthquake this year, large scale natural disasters attract considerable media attention and bring the world’s spotlight on relief organizations and humanitarian workers.
  
On the other hand, we have also seen how short our collective “attention span” can be, as media campaigns and appeals in support of the victims usually tend to die out with time and people move on with their lives while those victims continue struggling toward recovery.
  
The Realiser.org team seeks to address such reality through this group research, discussing different ways how people engage in charitable donations and volunteer contributions, and providing various views on charitable activities, their impact and issues around them. Through these discussions, we hope to encourage members, supporters and readers to be part of our efforts to find and promote solutions that many people can relate to.
  
Here are some of the comments from Realiser members regarding aid and relief activities in Haiti following the January 2010 earthquake.
  
“Many people donated to aid organizations through an easy donation system that allowed donations to be made simply by sending a text message.” (Canada)
  
“Probably because of Haiti’s proximity, there was quite a lot of media attention on the earthquake and many people showed interest in supporting the victims as well.” (US)
  
“There were reports on groups attempting to collect donations for fake ‘charity’ organizations.” (UK)
  
On the other hand, some members shared these views on factors making it easy or difficult for people to participate in charitable causes:
  
“I’m not sure how to find trustworthy organizations.”
  
“I only trust a group or cause that I know personally, otherwise I can’t be sure if they use my donation correctly.”
  
“Some countries offer tax breaks for charitable donations, which I think contributes to their ‘culture of giving’.”
  
With the goal of learning about and comparing varying views on donations and volunteer contributions, our group research on charitable giving focuses on:
  
-Thoughts on how to decide which cause to support or which organization to volunteer for.
-Tips and views on how to effectively support a cause in the short and long term.
-Opinions on the media’s roles in providing information about charitable causes.
  
Please help our grassroots research project by participating in this survey “What Does Charity Mean to You? ~ Make Giving Your Business.”
  
日本語

投稿者:江崎絢子  Comments: 0 Trackbacks: 0

2010-05-06 (木)

パリで開催中のArt Brut Japonais展に行ってきました。

カテゴリー:イベント情報 | メンバー日記(世界の日常)

ミュゼのカフェ

ミュゼのカフェ


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パリで開催中のArt Brut Japonais展に行ってきました。
  
とっても良かったです!
ひとつひとつの作品が持つエネルギーや、豊かで自由な表現に、純粋にアート作品として刺激を受けました。作家のバックグラウンドがこのグループ展の共通項なわけですが、各作家の表現はほんとうに多様(みな自己流)で、ひとくくりにはできないなぁと思います。意図していないだろうに比類ない作品を生み出して、見る人に衝撃を与える…これこそ天賦の才というのでは、といろいろ考えさせられました。
  
日本中から選ばれた作家さんたちというのは納得で、どの作品も質が高く、魅せるものばかり。
他の来場者も、作品の前で立ち止まって隅から隅までじっと眺めている方が多く見受けられました。
  
また、展示には Halle St Pierre と日本側運営スタッフの作品への愛情が感じられてそれも良かったですね。作品数も多い(1000点)ですし、展示の仕方もそれぞれの作品の良さをうまく引き出していて、見応えあります。ただひとつ残念だったのは、文章が取り込まれた作品に対してフランス語訳がなかったこと。
  
あまり数はないのですが、文章そのものが個性になっている作品については、読んでもらえないと魅力半減だったと思います。実際、ある作品の文章がつぼにはまり大笑いしていたら、通る人通る人が「なんて書いてあるの?」と興味津々。書いてある内容がわかると、みなさん「そうだったのか!」と大笑いし、改めて作品を見つめ直し、愛着が深まっていたようでした。
  
今日は地元パリのお客さんがたくさん入っていて盛況でした。パリでは毎月第一日曜日は国公立の美術館が無料になるのですが、私立のHalle St Pierreは有料。それでもあれだけお客さんが入るということは、注目度も高いのだろうと思います。パリに来られる機会のある方には、おすすめです。
  
[関連記事]
ボーダレス・アートミュージアムNO-MA (日本のアウトサイダーアート)

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投稿者:今成彩子  Comments: 0 Trackbacks: 0

2010-04-24 (土)

セミナー「木材生産と先住民族」 4月23日-24日開催

カテゴリー:イベント情報 | ニュース

講演するジョク・ジョウ氏

講演するジョク・ジョウ氏


  
4月23日午後、青山の環境パートナーシップオフィス会議室で、FoEジャパン、地球・人間環境フォーラム、メコン・ウォッチの共催で、連続セミナー「人々の生物多様性」の第7回が開催された。
  
テーマは、「木材生産と先住民族」で、SAM(Foeマレーシア)・マルディ支部長のジャク・ジョウ氏を迎えて、マレーシアのサラワク州での森林伐採の現状と、サラワク州日本との関係に関するお話だった。その他の発表者は、FoEジャパンの三柴淳一氏と株式会社レスポンサビリティの足立直樹氏。中井信介氏による新作ドキュメンタリー「森の慟哭」の発表もあった。
  
サラワク州では、意外なことに住民の65%が先住民族である。先住民の多くは伝統的焼畑を行ないつつ、狩猟採集も行い森の周辺で暮らしている。中には、狩猟採集に依存した移動生活をしてきたプナン族もいるが、彼らのうちで伝統的狩猟生活を送っているのは既に500人程度になってしまった。
  
州政府は、先住民族の先住慣習権(NCR)を無視し、先住民慣習地を開発する権利を、先住民に相談もなく企業側に渡してしまい、先住民族の生活の場が暴力的に奪われる状況が現在も続いている。奪い取られた土地で、持続不可能な森林伐採、パームオイル農園、需要アセスメントも行われないダム建設が続けられている。
  
そのようにして生産された木材の最大の輸出先は日本である。サラワク州で生産された合板の約60%が日本に輸出される。そして日本で消費されるパームオイルの90%はマレーシア産である。私たちの消費が、サラワク州の先住民の生活の場を奪っているのだ。
  
足立氏によると、問題は、政府が合法とする木材の中に、このように「不法」に生産された木材が含まれることである。日本企業は、FSCなどの認証制度を利用すべきであるが、それだけでは不十分であり、自ら生産地の状況を把握しておく必要がある。
  
本日4月24日(土)13:30~16:30、JICA地球ひろばセミナールーム301で、再度セミナーが開催されるので、関心のある方はぜひご参加ください。

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 0

2010-04-16 (金)

レアリゼ第7回共同リサーチ チャリティーとは?~寄付やボランティア行為を「ジブンゴト」に

カテゴリー:お知らせ

donation
近所の店先で見かけたハイチ地震被害者支援を呼びかけるサイン。
「集まった寄付金はMercy Corps Internationalに送られます。」

  
2004年のインド洋沖津波、2005年のハリケーンカトリーナ、そして最近の例では今年1月のハイチ地震など、大規模な自然災害は世界中で話題を呼び、チャリティー団体の活動や人道的支援にスポットライトがあたります。
  
一方で、このような被災地支援への寄付やボランティア参加の呼びかけが盛んなのは最初のうちだけで、メディアの報道が少なくなるにつれて人々の興味も薄れていく、という声もあります。そんな現実を受け、インディペンデント・メディア[レアリゼ]からの提案は、各国の寄付行為やボランティア活動のあり方を比較してみることを通じて、チャリティーという選択肢、さらにその効果や問題点を「ジブンゴト」として捉えるきっかけを探すことです。
  
レアリゼ・メンバーが、2010年1月に起きたハイチ地震の被害者支援に対する寄付活動について、で意見交換をしているとき、次のような報告がありました。
  
「携帯電話のテキストメッセージで簡単にできる募金で多くの寄付が集まった。」(カナダ)
「地理的な近さもあり、メディアの反応も大きく、関心度も高かった。」(アメリカ)
「ハイチ支援関係のチャリティーを装った詐欺も現れ、問題になった。」(イギリス)
  
一方で、寄付行為やボランティア活動に参加するためのハードルや、容易にさせるものについて、次のような意見もありました。
  
「どうやって信頼できる団体を探すのかわからない。」
「直接関わりのある団体や活動でないと、お金の行き先が不透明なので信頼できない。」
「国によって異なる個人の寄付を推奨する税制が『寄付文化』のあり方に大きく影響していると思う。」
  
そこで、レアリゼ第7回共同リサーチでは、非営利団体やチャリティー活動にお金を寄付する、あるいはボランティアとして労力や技術を提供するという行為のあり方や、国や文化によるチャリティーの捉え方の違いを調べることを目的に、以下の情報を集めることにします。
  
●信頼できる寄付先、ボランティア受け入れ先についてのいろいろな視点。
●短期的・長期的の両面から見る効率的な寄付・支援の仕方などに関するアドバイスや体験談。
●寄付団体、ボランティア活動に関する情報のあり方、メディアの役割に関する意見。 
  
寄付やボランティア行為についての意見や体験談に関するこちらのアンケートに答え、レアリゼ共同リサーチにぜひ協力してください。
  
アンケート
日本語: チャリティーとは〜寄付やボランティア行為を『ジブンゴト』に
English: What Does Charity Mean to You? ~ Make Giving Your Business
中文: 何谓慈善事业?~捐款、志愿者行为是“自己的事” 

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投稿者:江崎絢子  Comments: 0 Trackbacks: 0

2010-04-13 (火)

官僚とメディア(魚住昭 著)

カテゴリー:書評

検察の暴走とメディアの追従(あるいはその逆)について、著者は既に2007年に指摘していた。村木元局長の事件までは半信半疑だったのだが、どうやら検察の暴走やメディアとの癒着は本当のことらしい。
  
姉歯事件の報道についても、ヒューザーの小島社長、木村建設、総合経営研究所の所長、とメディアでは「悪い奴」らがたくさん登場したが、何と驚いたことに彼らは本当に被害者で、実質的に姉歯の単独犯罪だった。
しかも、元はと言えば、後で取り替えるつもりでダミーで出した構造計算が国交省の審査を通ってしまい、差し替えができなくなったことが、最初の犯罪だった。
  
この件で最も責任が重いのは、建築確認システムを形骸化させた国交省なのだ。
  
しかも驚愕するのは、国交省は自らの責任を回避するために、検察と共に上記の人々を生贄とした。メディアは完全に官僚に操られていたか、あるいは本当の責任に最初から関心がなく、誰かを責めることで視聴率が上がれば良かっただけなのだ。
  
これらの人々は、構造計算の問題とは別件で逮捕され、別件で処罰された。それは違法行為の処罰ではなく、完全な見せしめだ。しかも罰せられた行為は営利企業では珍しくないことばかりだったのだ。裁判でも、彼らの違法行為は「建築確認の違法とは関係がない」という判決が出ている。
  
他にも様々な事例が出てくるので、メディアと官僚の癒着、検察の暴走などに関心のある人は読んだほう良いと思う。
  

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投稿者:三沢健直  Comments: 0 Trackbacks: 0

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